2015年09月09日

民主主義の危機は、社会で、職場で進行中。労働組合をつくろう!

 派遣法改悪が国会を通ってしまいました。労働法制改悪が、弱い立場の派遣労働者をさらにその立場に押し込める改悪から始まってしまったことに、安倍政権の悪質さを見る思いです。これは弱い者、権力のない者をさらに叩くやり方です。
 私が子供の頃、正しい価値観は「弱きを助け、強きを挫く」事でした。異形のものにも優しい目線で、強いものに立ち向かっていくのがヒーローでした。そしてそれは、私の中の「美しいもの」の表現でした。ウルトラQからウルトラマンの時代。民主主義とは、多数決ばかりでなく、少数意見の尊重であり、表現の自由でした。選挙というものが、ただ結果だけでなく、その過程も含めての政治ドラマでした。少数であっても、選挙に出て意見をいうと、それがその次につながる様などが、敢然とものをいう事の意味を薫香のように教えてくれていました。闘うために、必要な事。自分以外の他者の何のために、そして潰されようとしても、潰れずに続ける事が運んでくる事も、社会の動きをよく見る事で知る事が出来たのです。
 派遣法改悪が通るのと同時期に、自民党総裁選が無投票で安倍続投決定となりました。選挙すらしない。選挙にすらならないように、封じ込める。この事を危機と思わずに、満面の笑顔で万歳をしている写真が新聞に出ていました。自民党安倍総裁は本当に、民主主義が嫌いなんですね。選挙にならない事を喜ぶなんて!そして自民党の議員さんたちの性質が「強きにまかれ、弱きを叩く」ものである事もこの事でさらにはっきりしています。本人の魅力や、自分の主張はどうであれ、とにかく権力を持っている人い従い、権力がある人を立てていれば問題がないというやり方で、自分たちの代表を選ぶ選挙すら実施できない組織をつくってしまっているのですから。人として情けないことこのうえでないです。

 でも、それだけじゃないぞ、と、私は思います。
 どうもこの安倍自民党的体質、自分の主張や人に対する評価はさておき、「権力」を持っている人に擦り寄りへつらい従うことで身の保全を図ろうとする傾向は、今やもしかして日本中に蔓延しようとしているのではないかと。会社や学校の中で、弱い人に手を差し伸べようとせず、自分の身をまもるために権力のある人と一緒になって弱い人を叩く。これは言葉をかえれば「いじめ」なんですけれどね。日本政府が率先して、派遣労働者に対するいじめを横行する背景には、自分をまもるために権力にすりより、他人を叩く議員さんたちがいるからです。こんなことが横行してるから「いじめ」なんかなくなりっこないです。
 そして、自分のために、自分をまもるためだけに、権力者に気に入られるためにあくせくるする人たちは、いろいろな会社で、それが恥ずかしいことだと思わずに大手を振っています。

 先日9月7日に、株式会社奥井組の会社側反対審問がありました。ここの社長さんは、典型的な3代目社長さんで、先先代の作った会社を引き継ぎ、法律は自分、という方です。毎回毎回、審問の度ごとに繰り返されたのですが、会社の従業員らを傍聴に参加させていました。従業員たちも、社長から言われると嬉々として傍聴に参加していました。そして前回は、会社側で示し合わせていたのでしょう。組合にたいする罵詈雑言を傍聴席から繰り返していました。社長に逆らう従業員、その従業員に味方する労働組合は許さないという会社なんだな、ということですが、それにしても。そこまで媚び諂って社長に気に入られないと何がそんなに心配なんでしょう。

 民主主義の危機は、今多くの職場で進行中です。
 戦争法案を通さないこと、安倍政権のやりたい放題を止めること。労働組合を作ること。
 民主主義を危機から救い出すために、どれも必要なことです。
 弱きを助け、強きを挫く生き方が美しいものであり続けるために。
 

 
posted by REI at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記