2016年07月09日

使い捨てはゴメンだ!そうだ、選挙に行こう。

明日、7月10日は参議院選挙です。参議院って、「衆議院よりも地味だし、なんかどうでもいい国会なんじゃない?」って思って選挙に行かなくてもいいや、と思っている人がいたら、今回は本当に大間違いです。というのは、今回の選挙の結果で、安倍自民党政権は憲法改悪を目論んでいるからです。

自民党憲法草案は読んだことがありますか?もしなければ、こちらのサイトhttp://www.news-pj.net/news/2013/0413-sugiura.htmlhttp://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.htmlhttp://tcoj.blog.fc2.comを参考にしていただきたいと思います。

 自民党憲法草案の問題を簡単に指摘すると、現行憲法では国会議員の3分の2の賛成で国民投票が行われ、国民の過半数の賛成が必要となっています。しかし、自民党の改正草案では、過半数の国会議員の賛成で国民投票となり、国民投票の「有効投票」の過半数の賛成で成立してしまいます。現在の投票率の低下を受け、自民党の組織票がモノをいう法案です。そして、国民の権利についても「常に公益及び公の秩序に反してはならない」とされ、「自由及び幸福追求権」すらも「公益及び公の秩序に反しない限り」と制限される事になっています。私たちの人権は、自民党の秩序の前に踏みにじられるのです。そして、公の秩序とは、これまで日本国の象徴であった天皇を「元首」とする上下関係に基づく秩序です。9条の戦争放棄は削除されています。そして、今まで両性の平等が記載されて条文に、自民党案では「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。家族は互いに助け合わなければならない」という条文が加えられ、個人の人格よりも家族が優先され、個人の生活にも踏み込んできています。「緊急事態」の自由の制限についても付け加えられ、97条の「この憲法が、日本国人に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永遠の権利として信託されたものである」という権利についての条文が丸々削除されているのです。そして最後に102条で「すべての国民は、この憲法を尊重しなければならない」という条文が付加されています。この条文は、憲法がそもそも権力を抑制するためにつくられたという歴史と相反するもので、自民党憲法法案が「憲法」という名前であっても憲法とは異なる代物であることを表しています。

つまり、今現在の日本国憲法の下で存在している生存権、幸福追求権、自由、基本的人権が存亡の危機なのです。これらの権利を基礎に、職場での権利の主張が成り立っているのですが、その根底の憲法に定めらた権利が自民党草案では失われてしまうのです。これは、戦前の労働組合が「大政翼賛会」に組み込まれたように、職場で、雇用の現場で労働者が権利主張をすることができなくなることなんです。
いくら職場で権利主張を頑張っても、憲法が改悪されてしまったら、非常に困難な闘いを私たちはおこなわなければならなくなります。権利というのは、労働基準法にさだめらた残業代支払いであり、有給休暇獲得の権利も含まれることです。

 私たちの自由と人権の危機、という意味で今回の選挙はものすごく大切です。

 新聞やマスコミは、今回の選挙の投票率は50%とか、自民公明おおさか維新の改憲勢力が過半数を占めるとか、投票行為への無力感を煽っています。でも、本当にそうなんでしょうか?今回の選挙で、初めて野党共闘が実現しました。護憲勢力という名の下に、力がまとまってきています。それだけでも、今までになくすごい事です。

 そしてもう一つ、私たち労働組合が拾い切れていない世代、ジェネレーションに、もうこういう働き方、格差、使い捨ては嫌だという声が広がり、新しい選挙運動が生まれている事も、今後の希望として考えたいと思います。

 今週の月曜日、三宅洋平候補の選挙フェスが立川https://www.youtube.com/watch?v=ErtSgf5s8wQで開催されたので見に行きました。それは、たまたま相談者からのキャンセルがあって時間が空いたためであり、you tubeで見た渋谷や新宿選挙フェスhttps://www.youtube.com/watch?v=Fx4E3mBbV6gの内容が興味深く(個人的な趣味で言えば、大好きな梅津和時さんがフェスでサックスを吹いていたからというのもあります)、そして何よりもとても沢山の人で選挙フェスが埋め尽くされていた事から、見てみたくなったからです。

 実は、私は20代の頃、当時の社会党の選挙の手伝いをだいぶしていました。土井たか子さんが消費税反対で、大躍進していたその前後です。ですので、選挙というものは、その筋のプロの人たちが仕切って演説を聴くものという感覚でした。労働組合運動も、そういう側面がありますよね。これは反省点です。

 ところが、三宅洋平候補の選挙フェスは、フジロックとかのフェスで見かけるような若い人たちがボランティアで会場整理をし、チラシを配布していました。周りも見回しても、明らかに今まで選挙とは無縁だったろう人たちばかりで、スーツの人がほとんどいません。そいう人たちが、数百人と集まっていました。無党派層と言われる人たち、選挙に今まで関わっていない人たちでも、心に通じる触媒があれば、選挙を一所懸命やるんだなあという事がとっても素晴らしい事だと思いました。どうせやっても無駄、と思っている人は、実は今の労働環境から抜け出す方法がわからないだけで、もっと多様なアプローチを労働組合もしてもいいのだろうという事です。
 推薦人の山本太郎議員が、労働者の使い捨ての元凶が経団連、安倍政権にあることをきちんと話し、三宅洋平候補は立川という場所柄を考えた結果の砂川闘争時の最高裁判例について勉強した内容を披露していました。失われた10年を生きて、労働市場の中ではおそらく新卒の時に正社員になりそびれてその後も正社員になれない人生を余儀なくされている30代〜40代の人たちがこれではいけないと、立ち上がってくれる契機になってほしいなあ、としみじみ思った次第です。

というわけで、私自身は、比例区は福島みずほ議員http://www.mizuhoto.org、東京選挙区では三宅洋平候補に入れようかな?と思っています。福島みずほ議員は労働組合運動に必要な人だからです。

誰が一番、自分の気持ちにぴったりくるのか、考え方が同じなのか、投票にあたってイメージではなくきちんと検証した上で、ぜひ、自分自身の自由と権利を守ってくれる人に投票をしてください。

そして、私は一人でも多くの護憲勢力である候補者が当選することを願って止みません。

posted by REI at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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