2013年01月22日

コメントへのお返事

「通りすがり」さん、愛知県の「きずな」労組の事、コメントをいただいてネット検索し、始めて知りました。力を合わせて経営に立ち向かわなければいけない労働組合内の痛い話ですね。でも、これは、労働組合や民主団体等、弱い立場の人たちが身を寄せ合っている組織での永遠の課題みたいなものです。何故かというと、「金持ち喧嘩せず」という言葉があるじゃないですか。お金があれば問題にならない事でも、辛い状況、貧乏な状況下では問題になる事がたくさん出ます。そして状況が辛いと、それぞれが「自分が一番頑張っている」「自分が一番辛い思いをしている」と思ってしまいます。人の為にこんなに頑張っているのに、なんで非難されなければ行けないんだ、という気持ちも出ます。かく言う私も、労働組合に雇用されて働く身分。給与や待遇の不満を誰に持って行けば良いの??と思う事があります。如何に民主団体であっても、自己犠牲には限界がありますからね。
 ですので、この「きずな」のような事件、辛いなあ、と思います。辛いけど、労働組合や民主団体であっても、人を雇用したからには使用者責任がある事は事実。人を雇用して使用者責任を放棄することは、いかなる団体であっても絶対に出来ませんし、してはいけません。そればかりでなく、他人の労働を安く利用しようとしたり、他人の労働に対する敬意を失った時、その労働組合自身にその事が跳ね返ってきます。この事件を乗り越えて、労働組合が雇用した人に誠実な団体交渉を通じて向き合い、その労働組合の器がもう一回り大きくなると良いな、と思います。

「日分会」さん、ブログ拝見させていただきました。頑張ってらっしゃいますね。どんな労働争議でも解決しない事はありません。「第9の波」といって、嵐が収まる前の波が一番大きいとも言います。大きな争いのあった会社で、争いを経て根を張った労働組合の力が振り返ってみると大きなものになっている事も沢山あります。そして、大阪には私たちの全労協の仲間を始め、闘う仲間は沢山います。応援しますよ!!
posted by 朝倉れい子 at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コメントへの返事